酒甕 - さけがめ

古酒(クース)を熟成させる酒甕(さけがめ)の制作

製法

酒甕は型を一切使わない「ウシチキー」という伝統的製法で作られます。

龍巻きは「タックヮーサー」と呼ばれる伝統的貼付け技法でひとつひとつパーツをつくり貼り付けます。

制作過程

制作途中の壺のなかで火をおこし作品を乾かしてかたくしながら上部を作り上げます。

火の加減をまちがえると作品の壺は裂けてこわれてしまいます。

全ては熟練の勘がなせる技なのです。

焼き締め

酒窯に火をいれ、時間をかけて酸素を失くし、土を限界まで追い詰め、焼し締めることが酒甕づくりにおける一番大切なことです。

琉球古酒甕の注文制作

出産、結婚、新築などの人生の祝い事や記念日の贈り物として、クース(古酒)を仕込むための酒甕を注文制作しています。

・サイズ:二升甕・三升甕・五升甕・一斗甕

・オプション:彫込み:お名前やメッセージを彫り込むことができます。

酒甕の形・タイプ

三耳酒甕

龍巻き酒甕

酒甕のお取り扱い方法

良い古酒(クース)を作るためにやっておきたい前準備と保存方法、また保存中のチェック等。

  • まずは酒甕の内側を水ですすぎ、自然乾燥させる。(布で拭かない)
    • 洗剤は一切使用しないでください。
  • 内側が乾いたら、甕の7分目くらいまでウイスキーや泡盛を入れる。
    • 容器いっぱいにいれるとアルコールの揮発力で蓋を持ち上げ、アルコール分がとんでしまうことがあります。
    • 泡盛は35度・43度くらいのアルコール度数のものがおすすめです。
  • 蓋のシリコン部分を水で濡らし、しっかりと閉める。
  • 日の当たらないところに置く。
    • インテリアとしてもお楽しみください。
  • ゆっくりと熟成するのを待つ。
  • まずは豊かな香りを楽しみ、次に熟成の味わいをじっくりとお楽しみください。
  • 三年たつと「古酒(クース)」と呼ばれ、更にまろやかな味わいが楽しめます。

酒甕制作実演動画

アクセス

眞正陶房

〒902-0072 沖縄県那覇市真地260-6

TEL 098-996-5296

真地まあじ小学校のすぐ近く、那覇インターから車で約10分
空港から車で約25分

小さい工房ですので、お目当ての品が在庫切れの場合があります。
お越しの際は事前にお電話で確認していただくことをお勧めします。